第11次5ケ年計画期間に生産量超100万㌧の製紙会社の総生産量は2005年の791万㌧から2010年2674万㌧に増加、全国総生産量に対する割合も14.11%から28.8%に増加、上位30社が占める総生産量に対する割合も32.9%から42.3%に増加した。第11次5ケ年計画は中国製紙産業にとって発展黄金期で、併合や統合を経て競争力のある大規模グループ化が進行した。中国製紙産業は生産技術の向上、産業合理化等で製紙先進国の仲間入りをし、2009年から2010年に連続2年世界生産量1位となった。2010年の生産量は9270万㌧、2005年比65.5%増、年平均伸び率10.6%、消費量は9173万㌧、2005年比54.7%増、年平均伸び率9.1%。貿易量も2005年は紙・板紙の輸入量が330万㌧であったが、2010年は輸出量が97万㌧と逆転している。家庭用紙も生産能力が急速に増加しており、2010年―2012年に中高級品向け先進機種による増産量は238万㌧と全世界の53%を占めるに至っている。 9月19日付け 中国紙網から抜粋