中国で輸入側の古紙輸入許可数量消化が一段落し過去2ケ月で古紙価格が高騰していたがここに来て沈静化してきている。米国産OCC価格は中国向けで本年2月に最高値の241㌦を記録、中国経済の減速と共に徐々に下降し8月には2010年以来最安値の180㌦に到達した。しかし、9月には在庫積み増しで8月の底値から急転し191㌦へ上昇、10月は中国輸入者側で本年末まで有効の輸入許可数量消化に向け輸入手当てが活発化し220㌦レベルと6月水準まで回復している。他の品種価格もOCCと同様の傾向を示している。来年の輸入許可数量は本年の実績がベースとなる輸入者が本年度の許可数量消化に躍起となった模様。日本品は12月末まで到着・納期に余裕がある為、12月上旬まで価格交渉が継続する模様。 11月1日付け RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ