中国浙江省富阳市の浙江永泰紙業は、多様化する需要に対応するため、合わせて年産50万トンの再生段ボール原紙抄紙機を2台導入する。5.65M幅、ワンダー2機の新マシンはChina Paper Machineryとの間で既に契約完了。同地域の大多数の小規模工場は、廃棄物処理などが不十分のため長年に亘り公害などの環境問題を抱えていたが、富阳市最大の板紙メーカーである同社のこの2台の新設備導入は紙パルプ産業への地位向上の意味もあり、同市としても旧来型の小規模企業を閉鎖する一方、同社のような大メーカーの業容拡大へのサポートを始めている。