中国の12月市販パルプの輸入量は前月比9.2%増の約162万トンとなった。中国税関当局の発表によれば、主にLBKPの輸入量の急増によるもので、当月のLBKP輸入量は前月比18.6%の急増で約73万8千トンとなっている。LBKP価格は昨年5月以降低レベルで活気のない状態で推移していた。しかしながら、中国のパルプ購入側では近々南米の新規参入筋から大量のパルプが流入してくるとの思惑から、LBKPの自社在庫量を低水準に抑えてきた背景があるが、ここへきてこの低価格が各社に刺激を与え始め、パルプの混入比率で高価なNBKPを減らしLBKPを増やす傾向が顕著となってきたことが全体の輸入量増の要因となった。
1月27日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ