中国の太陽紙業は、これまで非塗工上級紙を合計で年産2万トン生産していた同社の老朽小ライン2機を退役させた。2機とも、紙巾は1,700mmで設計スピードは分速300m以下であった。同社によれば、旧ラインは既に生産を4月に停止しており、浙江省富陽市の業者へ転売された模様。太陽紙業はこの様なワラパルプを原料とする小型の非塗工印刷・筆記用紙ラインを多数所有していたが、これらは近代的なラインと比較して競争力に著しく欠けるものであった。代替として同社は、エン州工場に新たな年産30万トンの印刷・筆記用紙ラインの導入を進めている。29号機となる同ラインはVoith社製で、紙巾7,330mmで設計スピードは分速1,600mの最新機である。
6月10日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ