ブラジルのSuzano Pulp and Paper社は、同国北東部Bahia州に位置する同社Mucuri工場で、同地域の水不足によって操業を止めざるを得なかった11月上旬にユーカリパルプ3万トン分の生産機会を逸したとしている。同工場のパルプ・ライン1号機は、10月26日から11月5日までの11日間休転となっていた。同社CEOによれば、同工場での操業は既に再開に漕ぎ着けたものの、想定外の休転によって3万トンのパルプが事実上減産となってしまったと公表した。同1号機は、もともと11月16日~25日の予定で保守点検整備による休転を組み込んでいた。同ラインは、ユーカリパルプ年産57万トンの生産能力を有しており、年産120万トンの2号機と合わせ、そのうち約150万トンが市販用パルプで残りは自社用印刷・筆記用紙用途としている。
11月13日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ