ロシアのSegezhaグループは、このほど同国Kareliaに位置する同社工場向けの年産11万トンの重袋用クラフト新ラインをVoith社へ発注したことが分かった。11号機となるこの新ラインは、取り幅4,250㎜で生産スピードは分速800m、稼働開始は2017年を予定している。このラインに掛かる取引総額は約8千万ユーロで、今回の投資によって同グループの重袋用クラフト生産能力を年産37万5千トンまで引き上げることになる模様。同グループは、この新ラインでの操業が軌道に乗れば重袋用クラフト・メーカーとしては世界第2位になると見込んでいる。一方、11号機の導入と並行して、同グループは新たな多種燃料ボイラーの設置を計画しており、またパルプ生産ラインの蒸解・洗浄・スクリーニング工程の改造も行なう予定。
12月14日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ