中国の1月古紙輸入量は、急増した前月から反転し、大きく落ち込む結果となった。12月古紙輸入量は前月比23.0%急上昇して約277万トンとなっていたが、この急激な増加の原因は同国税関当局が2016年の古紙輸入許可の更新に懸念を示したことにあった。翌年の許可割り当ては、基本的に各輸入者の前年の通関実績合計をベースとして算出されることから、翌年に必要な割り当て分を得る為に同国輸入者がこぞって12月末までの入港を意識して発注を掛けたことが主な要因であるとしている。この混乱は収束したが、結果として1月の実績が激減したもので、前月比15.8%急減の約233万トンとなった。ただし、前年同月の約228万トンからは2.4%増となっている。
3月2日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ