チリの紙パルプ・メーカーであるCMPC社が、同国ティッシュ市場に於いて国家経済検察官(FNE)より告発された事実関係を認め、消費者への損害賠償として976億ペソ(1億4千9百90万米ドル)の支払いに合意したことが分かった。この取り決めは、以下のメンバーで形成された仲介の場に於いて実行された。National Consumer Service(Sernac)、National Consumer and Users Corporation、Consumer’s Association(Conadecu)、Organization of Consumer and Users of Chile(Odecu)。FNEは2014年12月に国内ティッシュ市場に関する調査を開始したが、この事例にはCMPC社およびスウェーデンSCA社のチリ子会社PISA社が関与していたとしている。この2社の共謀によって、2000年から2011年まで同国のティッシュ市場はほぼ90%が支配されていたことが告発された。
1月27日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ