ブラジル森林産業協会が公表した最新の統計によると、同国の2016年パルプ輸出量は前年比11.9%増と大きく数字を伸ばし、累計で約1千2百90万トンとなったことが分かった。12月単月のパルプ輸出量も、前年同月比14.5%大幅増となり、約110万トンを記録した。同国のパルプ生産は晒ユーカリパルプがメインとなっているが、前年比8.1%増の約1千8百80万トンとなった。一方、パルプ消費量は同0.3%微減の約6百20万トンであった。2016年、ブラジル産パルプの主力バイヤーの位置を確固たるものにしたのは中国で、ブラジルの輸出量全体の38.2%を占めた。2016年中国がブラジルから購入したパルプ輸入金額累計は約21億米ドルとなり、前年から16.3%の大きな飛躍となった。
2月7日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ