ロシアの紙パルプ・メーカー大手であるIlimグループが、同国国有銀行Vnesheconombankが同国極東地区で実施を検討している新たな紙パルプ工場建設プロジェクトに投資家として参画するかもしれないことが分かった。同社関係者はRISIに対し、その可能性を検討していると語った。同国メディア・ソースが最近引き合いに出しているのが同グループ会長の発言で、同グループがこのプロジェクトの為の投資インセンティブについて、同国産業貿易省であるMinpromtorgと交渉を行なっているとしている。更に、今回のプロジェクトが中国に対しパルプ輸出を行なうといった明確な見通しがあるなら、また同グループが新工場に於いて、特殊なタイプのパルプ生産が可能となるなら、プロジェクト参画に非常に興味があると付け加えている。
3月20日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ