紙幣とセキュリティ紙専業メーカーであるドイツのPapierfabrik Louisenthal社のKonigstein工場で、4月1日朝、有毒ガス警報が発令されたことが分かった。工場内の有害物質保管場所に入った従業員が、有毒な蒸気を蒸発させ得る二酸化塩素を含む物質で満たされた液体容器に漏れがあることを発見したとしている。同社を所有するGiesecke&Devrient社の広報担当者によると、当該貯蔵エリアは直ちに閉鎖され、大気中への有毒な蒸気の拡散が貯蔵エリア内に限定されるように周囲の区域が確保されたとしている。地元の消防隊は直ちに容器を再密閉し、煙霧を安全に抽出する様、連絡を受けた。同工場にとって非常に重要でありまた厳密で包括的な安全予防策のお蔭で、工場、人または周辺の環境のどの部分も今回の危険な漏れによる影響を受けずに済んだとしている。
4月6日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ