最新の米国産業統計によれば、同国3月の工業生産高指数は2月に前月比0.1%微増となった後、3月は前月から0.5%微増とわずかに上昇推移となった。3月の数値の中で電気・ガス・水道などの生産高は前月比8.6%急増となり、史上最大の上げ幅となったが、これは2月も引き続き例年より暖かい気温が続いた為に低く推移した暖房需要が3月になって平年並みに戻ったことが主因とみられる。3月の製造業生産高指数は前月比0.4%減となったが、これは自動車およびそのパーツ製造が同0.2%減と後退したことによるもの。鉱業は同0.1%微増。この第1四半期の工業生産高指数は前年同期比1.5%増となった。2012年の平均と比較すると104.1%で、3月の工業分野の稼働率は前年同月比0.4%ポイント数字を上げて76.1%を示したが、この数字は1972年~2016年の長期推移の平均を3.8%ポイント下回っている。
4月18日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ