チリ森林協会が公表した最新の統計によれば、同国は2016年通年で合計520万トンの紙パルプを輸出し、この数量は2015年に比べ6.7%増加したことが分かった。このうち、パルプ輸出量は前年比7.7%増の460万トンで、紙輸出量は同1.6%微減の523,999トンとなった。パルプ分野でみると、晒ラジアタパインが210万トンを占めており、これは前年比11.5%増となっている。また、晒ユーカリパルプは同5.7%増の同じく210万トン、未晒ラジアタパインは同1.2%増の425,512トンであった。ただし、パルプの輸出取引額では、前年比6.2%減で合計24億米ドルとなった。このうち、晒ラジアタパインは前年から横這いの11億4千万米ドル、晒ユーカリパルプは前年比13%減の10億米ドルであった。一方、紙分野では板紙が前年比4.7%減の285,659トン、新聞用紙は同5.6%増の56,769トン、その他の紙・板紙は同1.3%増の181,571トンとなった。紙輸出取引額は合計4億7千5百万米ドルで、同7.9%減であった。
4月25日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ