ベラルーシのSvetlogorsk社の製紙工場に於いて、国内の安全基準に適合していないケーブル配線の問題で、当初今年11月に立ち上げを計画していた晒クラフトパルプ年産40万トンの新ラインの稼働が、予定通りに立ち行かない模様であることが分かった。同社を運営するBellesbumpromによれば、同プロジェクトの主要委託業者となっている中国のCAMCE社は、同国の取締機関からの必要な承認を受けないままケーブル配線を実施したものとしている。本日の同国メディアの報道によると、同国政府がケーブルを部分的に入れ替える決断を下したとしている。同機関当局の広報担当者は、政府はこの問題を抱えながらも、当初の公表通り11月7日の工場立ち上げを目論んでいると伝えている。また、同国の国営紙パルプ工場であるBellesbumpromは、今年初めに新しい同パルプ・ラインの試運転は7月に開始されると発表していた。
5月12日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ