中国の2016年紙・板紙生産量はわずかに上向いたが、一方、同国経済の低迷に伴い、消費量はほぼ横這いで推移したことが分かった。中国造紙協会が先週発行した年次報告書によると、同国の2016年紙・板紙の生産量は前年比1.35%増の1億8百55万トンとなったとしている。この成長率は2015年に記録した前年比2.29%増と比較するとかなり低い数字となった。また、紙・板紙の消費量でみると、2015年の同2.79%増から2016年は同0.65%増の1億4百19万トンとなった。大方の不活発な状況にもかかわらず、大手メーカーであるNine Dragons Paper(玖龍紙業)、Lee & Man Paper Manufacturing(理文造紙)、Shandong Chenming Paper(晨鳴紙業)、Sun Paper(太陽紙業)などは、生産量と財務実績を上昇させたとしている。
5月17日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ