フィンランドを本拠とするStora Enso社が、スウェーデンに位置する同社のHylte新聞用紙工場への新たな復水タービン設置へ7百万ユーロを投資する計画であることが分かった。今回の投資の目的は、同工場のグリーン電力自給自足率を現在の10%から20%へ引き上げることにあるとしている。同工場経営陣によれば、これによって購入電力への依存度は、5,000戸の暖房と同じ量だけ減少することになり、ボイラーから発する蒸気は、発電のみならず新聞用紙の生産にも回されるとしている。このプロジェクトでは、同社は2012年と2013年に同工場の新聞用紙の生産能力を低減し、それを電気に変換した為、2つのボイラーからの過剰な蒸気を処理することとしたもの。同社のバイオ燃料は、ボイラーで焼却処分するリサイクル木材であるとしている。同タービンは2018年第3四半期に稼働開始する予定。
5月23日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ