アラブ首長国連邦(UAE)のAbu Dhabiに位置するOmya社とIttihad Paper Mill社(IPM社)が、軽質炭酸カルシウム(PCC)の生産で協力協定を取り交わしたことが分かった。将来的にIPM社は、高品質印刷・筆記用紙を国内外市場向けに生産していくことになる。新たなPCCプラントは、初期の生産能力を年産10万トン(dmt)とし、2018年第3四半期に操業を開始する計画となっている。製造されたPCCは、紙への充填剤レベルを最大にするOmya社のコンセプト(Omya Multifill concept)に基づくことになるとしている。同コンセプトは、製紙の生産効率を最適化する上での革新的な手法であり、バルク、不透明度、白色度、印刷適性などの部分で更に高い品質特性をもたらすものであるとしている。
5月24日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ