米国森林紙製品協会が発表した最新の統計によれば、米国4月の印刷・筆記用紙全体の出荷量は前年同月比7%減少、主要4品種すべてが減少推移となった。一方、同品種の4月末在庫レベルは前月末から約2%上昇した。出荷量全体のうち、上質紙カット判の4月出荷量は前年同月比で減少となり、前年同月比では8ヶ月連続の減少となったが、一方、3月の上質紙カット判輸入量は前年同月比3%増、輸出量も同1%微増であった。また、コート紙カット判の4月出荷量は前年同月と同レベルの推移であったが、3月の同品種の輸入量は同1%微増、輸出量は同14%の大幅増となった。塗工中質紙の4月出荷量は前年同月比で減少傾向となり、これは前年同月比で3ヶ月連続の減少となったが、3月の輸入量は同6%減で、輸出量も同29%減と大きく下落する結果となった。非塗工中質紙の4月出荷量も前年同月比で減少となり、10ヶ月連続下落、また3月の輸入量は同4%増、輸出量も同2%増となった。
5月25日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ