5月30日のチリ最高裁判所は、同国Biobio地域のHorconesに位置するArauco社のパルプ工場の近代化と増設を含むMAPAプロジェクトの環境影響調査に対するAraucoの訴訟に対する控訴を棄却したことが分かった。同裁判所によると、最高裁判所の第3院が、国際労働機関(ILO)条約第169号に基づく協定草案の協議の欠如のために、同地域の様々な先住民コミュニティによるプレゼンテーションを満場一致で拒否したもの。同社関係者は、同社が推進する近代化と拡大プロジェクト(MAPA)に関する最近の最高裁の決定に非常に満足していると表明した。更に、この決議は環境評価プロセスが要求された基準を完全に満たしており、 新しいパルプ製造ラインの建設開発に関して、同社はこの重要な投資の建設を承認するのに必要な経済的、財政的および市場調査を再検討し、更新するものとしている。
6月5日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ