オーストリアのHeinzel社が、同社Laakirchen工場のSC紙生産用ライン11号機の増産強化プロジェクトを開始したことが分かった。同プロジェクトは6月1日付で開始されたとしている。増産体制に入れば、同ラインは現在の生産能力から年間5万トン引き上がり、年産35万トンに到達する見込み。同社によれば、現行の10号機から12のスーパーカレンダー・ロールを11号機へ移設する工程が含まれているとしている。既に発表があった様に、10号機は再生コンテナーボード生産用に転換する為、8月には停機措置とすることになっている。この転換作業によって年産約255,000トン分のSC紙が市場から削減される結果となるが、一方、新たに生まれ変わる再生コンテナーボード・ラインは年産45万トンの生産能力をもつこととなる。
6月8日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ