米国のOrchids Paper社は、同国サウスカロライナ州Barnwellに位置する同社工場に於いて、ティッシュ生産能力3万5千トンの最新鋭のQRT製紙ラインが順調に稼働を開始したとこのほど公表したことが分かった。フィンランドのValmet社が開発したこのQRT製紙ラインは、これまでの旧式の超プレミアム・ティッシュ・ラインと比較して、超プレミアムやプレミアム・グレードのティッシュ、紙タオル、フェイシャル、ナプキンなどを更に低コストで製造できる新たな高性能技術を搭載しているとしている。このティッシュは、全体的なティッシュ市場成長率が1%であるのに対し、3~5%の割合で成長している超プレミアム・ティッシュおよびタオル市場に浸透する為の同社の戦略として不可欠な部分であるとしている。同ラインは最適化モードで始動したが、2017年第3四半期に生産能力の70%程度、第4四半期に85%、2018年1月1日までには100%とする予定としている。
6月12日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ