アルゼンチンのティッシュ・メーカーであるSamseng社が、同国に位置する同社Pilar工場に於いて、2月にティッシュ年産5万トンの生産能力を有する新たな製紙ライン4号機を稼働させたことが分かった。設備は、Papcel Groupのメンバーであるイタリアの機械メーカーGapCon社が供給し、同工場で分速1,550m以上の運転スピードでほぼ1ヶ月操業している。Papcel社によれば、同ラインの抄き幅は3,450㎜で、最大運転スピードは分速1,800mとしている。供給者側のパッケージには、ラインに高度な不変性を発揮させる改良されたヘッドボックスに加え、スチール・ヤンキー・ドライヤーも搭載されている。GapCon社によって開発されたこのラインのコンセプトは、従来のラインと比較して生産コストを大幅に削減できることで、市場での競争力を高めることを支援するというもの。
6月13日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ