最新の産業統計によれば、米国の5月カートン出荷量は回復基調となり、コンテナーボード工場の稼働率も99%と好調な推移となった。同国ファイバー・ボックス協会の伝えるところによると、5月の同国カートン出荷量は前年同月比実質8.3%増の340億2千1百万平方フィートとなり、前年5月より出荷日が1日多いことを換算しても週平均では同3.4%増となった。RISIの分析によると、前月4月の減少はむしろ想定外であって、5月の力強い回復とは切り離して判断してよいとしている。また、季節要因を加味した5月の1日当たりの出荷量は、4月の前年同月比0.5%減から反発、同4.6%増となった。今年1月~5月のカートン出荷量累計では、前年同期比実質3.0%増で、出荷日は前年同期と同じであった。一方、5月末のコンテナーボードのメーカー在庫量は、5万4千トン減って233万4千トンとなった。
6月15日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ