フィンランドを本拠とするMetsa Tissue社は、ドイツに位置する同社Duren工場5号機の改造に乗り出すことが分かった。投資総額は約1千5百万ユーロで、改造工事は早急に開始されるとしている。2018年第4四半期には、新たな生産分が市場に出回ることになるとしている。同社関係者によれば、ここ数年に伸びると予想されるベーキング・クッキング・ペーパー需要を期待しており、今回の投資プロジェクトによって同工場の生産能力は1万トン増えることから、世界的な高品質ベーキング・クッキング・ペーパーのメーカーとして主導的な立場を確保できるであろうとしている。同社は同工場に加え、2016年に生産能力を強化したフィンランドMantta工場を所有している。同社の製品は、バージン・パルプを原料としており、その原木は持続的に管理された北部森林で採取されている。
6月26日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ