ロシアの段ボール原紙メーカーL-Pak社は、同国Lipetskに位置する同社工場へ中古テストライナー・ラインを設置する計画であることが分かった。同社がRISIに伝えたところによると、同ラインの抄き幅は4,700㎜で、稼働開始を2019年中と見込んでいる。また、同ラインは再生コンテナーボード1日当たり500トンの生産が可能。同社広報担当者によると、同ラインは中古で、当初南アを本拠とするSappi社がオランダのNijmegen工場でコート紙を生産し、その後オランダのInnovio Paper社が特殊パッケージング紙を生産していたとしている。ただし、Innovio Paper社は2015年に倒産した。既にL-Pak社はValmet社とBellmer社に、同ラインのパッケージング紙グレード生産用への転用委託契約を取り交わしたとしている。
7月13日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ