最新の米国産業統計によれば、同国6月の工業生産高指数は前月比0.4%微増、これで5ヶ月連続の上昇となった。ここ数ヶ月で工場の生産量は増減をみせたものの、製造業生産高指数は同0.2%上昇し、6月の水準は2月のそれとほとんど変わらなかった。一方、鉱業の生産高は同1.6%増で、5月と同様のペースとなっている。しかしながら、電気・ガス・水道などの生産高は前月から横這いの推移となった。今年第2四半期全体でみると、工業生産高指数は年率4.7%で伸びており、特に好調だった鉱業と電気・ガス・水道が影響を与えたとしている。また、製造業生産高指数は年率1.4%上昇しており、第1四半期よりはやや緩慢なペースとなった。6月の数字は 2012年の平均と比較すると105.2%で、工業生産高指数は前年同期比では2.0%増となった。 6月の工業部門の設備稼働率は、0.2%ポイント微増の76.6%となり、この数字は1972年~2016年の長期推移の平均を3.3%ポイント下回っている。
7月14日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ