中国を本拠とする玖龍紙業(Nine Dragons Paper Holdings)は、ベトナムのBinh Duong県に位置する同社工場に於いて、再生コンテナーボード年産50万トンの新ラインで、このほど試運転をスタートさせたことが分かった。同ラインは、今月初めに最初の紙を生産した後、微調整を続けている模様。同工場の幹部によれば、中国巨大パッケージング企業である同社は、稼働開始に際して複数の同社技術者を同工場へ派遣し、また現地従業員への指導も行なっているとしている。同ラインへの古紙供給は、米国にある世界最大の古紙業者America Chung Nam社および玖龍紙業の子会社に頼っているとしている。一方、ベトナム国内での古紙リサイクル・システムはまだ発展途上にあるとしている。2号機となる同ラインは、フィンランドのValmet社製で抄き幅は6,660㎜、設計スピードは分速1,300mとなっている。
8月23日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ