南アフリカを本拠とするMondi社は、チェコにある同社Steti工場へ導入予定の片艶特殊クラフト紙年産9万トンの新ラインへ1億3千5百万ユーロ投資するプロジェクトを延期すると決断したことが分かった。同社CEOはその結論に関して、同社として市場の状態を十分に再調査した結果、今回の片艶特殊クラフト紙導入プロジェクトを延期する結論にたどり着いたと語った。提案されている新機種は依然として感動的な投資機会であり、ヨーロッパで最も低コストの生産を提供しているが、最近発表された業界の増産体制によって、この新機種が狙いを定めるべき市場が不安定になると予想されると付け加えた。ただし、パルプラインの再構築、既存の包装紙ラインのボトルネックを解消すること、計画通り進捗している新たな回収ボイラーを含む、同工場の近代化への1億3千5百万ユーロの投資に変更はないとしている。
8月29日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ