米国商務省のWilbur Ross商務長官は、カナダから輸入の非塗工下級紙が米国に於いて不当に投げ売りされているかどうか、またカナダの製紙メーカーが不公正な補助金を受け取っているかどうかを判断するために、新たなアンチダンピング(AD)と相殺関税(CVD) 調査を実施すると本日公表した。同長官によると、米国はカナダとの自由貿易、且つ公正な相互貿易に専念しており、事実を完全かつ公正に評価することでこの事案が厳格に決定されることを保証すると述べた。更に、トランプ政権は、米国の企業や労働者が競争できる公正な機会を確保する為に、米国の重要な貿易法を執行することに全力を傾けていると付け加えた。今回のADおよびCVD調査は、8月9日にワシントン州に位置するNorth Pacific Paper社から提出された申し立てに基づいて開始されたもの。
8月30日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ