オランダを本拠とする化学品メーカーAkzo Nobel社は、同社の特殊化学品事業を中国寧波に位置する同社有機過酸化物工場での大規模増産強化によって、次の段階に推し進め、2018年第3四半期には生産能力を倍増させる計画であることが分かった。同工場は、ポリマーの製造において架橋剤として使用される有機過酸化物である過酸化ジクミル(DCP)を製造しているとしている。第一段階のプロジェクトが完了した後、同工場の生産能力は8月に40%増加したが、来年には年間3万8千トンに倍増されるとしている。同社ポリマー事業部長によれば、DCP市場は世界的にも飛躍的且つ継続して成長を遂げているとしている。更に、同社のこの新たな増産体制は、その需要を満たす為に必要であり、特殊化学品事業の将来への投資に対する同社の継続的な取り組みとして明白な証明でもあるとしている。
10月10日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ