ブラジル森林産業協会が発表した最新の統計によれば、同国が今年9月に輸出したパルプの数量合計は110万2千トンで、前年同月とほぼ同様の推移となった。また、1月~9月のパルプ輸出量累計は前年同期比4.2%増であったが、一方その期間の主に晒ユーカリパルプ生産量累計は同2.7%増の1千4百30万トンとなった。9月単月のパルプ生産量は、前年同月比4.2%減の約150万トンとなった。通期のパルプ輸出金額累計では、2017年は約46億米ドルで、前年を13.2%上回っている。また、9月の紙の生産量は前年同月比3.4%増の893,000トンとなったが、包装用紙0.9%増、印刷・筆記用紙4.3%増、新聞用紙75%大幅増、ティッシュ25%増、板紙17.2%増といずれも前年同月を上回った。1月~9月の紙生産量を見ると前年同期から変化なく約780万トンとなっている。
10月25日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ