中国のYueyang Forest & Paper社が、同国中央部の湖南省岳陽市に位置する同社旗艦工場でのアルカリ法過酸化物機械パルプ(alkaline peroxide mechanical pulp:APMP)増産強化を進めている。同社は、子会社のMCC Meili Pulp & Paper社から、約1千9百万人民元(288万米ドル)で、年産10万トンの生産能力を有するその中古APMPラインを購入したとしている。両社は2016年末に取引を完了している。今回、買い手と売り手になっている両社は間接的に、国営のChina Chengtong Holdingsグループの傘下である。オーストリアAndritz社製の同ケミメカニカル・パルプ・ラインは同国寧夏回族自治区のZhongwei市の工場で2008年から稼働していたもので、同時期に稼働開始した塗工アイボリー年産30万トンのラインに結合されていたとしている。
10月27日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ