インド商務省は、インドネシア、タイ、シンガポールからの輸入コピー紙に関して、アンチダンピング調査を開始したことが分かった。同国同業界の約半数を代表する複数のメーカー、Ballarpur Industries、JK Paper、Tamil Nadu Newsprint、West Coast Paper Millsからの不服申し立てがあった為、商務省が同3ヶ国が原産地もしくは同3ヶ国が輸出する輸入コピー紙に関する調査実施に合意したもの。インドネシア、タイとは異なり、シンガポールは国産非塗工上級紙をほとんど生産していないとしている。しかしながら、シンガポールのいくつかの業者は同国を拠点として、インドネシアのAPP社やAPRIL社など大手メーカーの事務所の如く営業している。今回調査の対象となるのは、A3、A4もしくは法定サイズの上質紙カット判に限られ、大判や巻取りは明確に除外されているとしている。
11月14日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ