中国通関当局が公表した最新の統計によれば、中国10月のパルプ輸入量が前月の9月から5.6%減少し、182万7千トンとなったことが分かった。この下落は、主にブラジルからのLBKP輸入量が103,545トン減少したことに起因している。これは8月にブラジルのCMPC社Guaiba工場で現場の回収ボイラーでの漏れによって、年産130万トンのLBKPラインでの生産停止から生じたものである。この結果、同社は中国でのLBKPの売り込みを中止した為、不足分はAPP社品で埋め尽くされた。インドネシア・メーカーAPP社は、南スマトラに位置する年産280万トンの大規模OKI工場での増産を図り、中国へのパルプ輸出量を増やしたとしている。インドネシアから中国への輸入量は前月比12.7%増(32,075トン増)となった。
11月28日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ