国際的技術グループであるオーストリアのANDRITZ社が、ロシアVolzhskに位置するMariysky Pulp and Paper Mill社の紙袋用紙ライン1号機の原料調製工程を高性能化する注文を、このほど受けたことが分かった。また、脱水濃縮や高一貫性リファイニングに適した新たな最新鋭の設備を導入する。稼働の開始は2018年第3四半期を予定している。ANDRITZ社は、最終製品の大幅な改善を達成する既存の2段階、低一貫性リファイニング・プロセスを近代化する。今回新設されるのは、ModuScreen CP、Twin Wire Press、シュレッダーに加え、紙袋用紙の特性を著しく向上させる高一貫性リファイナーも含まれているとしている。また、2015年に供給された既存のANDRITZ低一貫性1Cリファイナーは、設計上に残す。これ以外に、設置作業に関わるエンジニアリング、トレーニング、アドバイス・サービス、試運転、などもANDRITZ社の供給範囲となっている。
12月6日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ