南アフリカのSappi社が、同国Saiccorに位置する同社の溶解パルプ(DP)工場へ、大容量チップ化ラインとチップ処理システムの供給をフィンランドのValmet社に委託することで、このほど契約を取り交わしたことが分かった。なお、今回の注文金額は開示されていない。今回の高性能化の目的は、同工場のチップ化容量の引き上げ、チップ品質の向上、木質繊維のロス最小化としている。新たな設備の導入と設置時期は2018年末頃、稼働開始は2019年1月と見込んでいる。Sappi社役員によれば、Valmet社の大容量ドロップ・フィード・チッパーは、新たな木材ヤードの現在および将来の工場生産能力要件に有利であることが判明したとしている。同工場は、無塩素漂白溶解パルプ年産約80万トンの生産能力があり、そのほとんどが輸出されている。
12月7日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ