チリのArauco社Constitucion工場が、同国内で発生しているストライキでMaule州での木材輸送が影響を受けていることで、休転を余儀なくされていることが分かった。既報の通り、同工場はUKP(未晒クラフトパルプ)年産355,000トンの生産能力を有しているが、同州に位置するArauco社の貨物契約の50%を保有する運送会社グループが、この地域の新サービス・プロバイダーの参入に抗議し始めた11月24日に同工場は停機措置を取ったとしている。このストライキでは、約65㎞離れた同社のLicancel工場にも木材供給中断による影響を及ぼしており、12月4日までは生産スピードを落として操業せざるを得なかった。同工場はUKP年産155,000トンの生産能力があるが、当局が問題を一掃した12月6日以降、操業と配送が正常化したとしている。ただし、Constitucion工場へのアクセスは依然分断されている。
12月12日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ