最新の産業統計によれば、米国の11月段ボール・カートン出荷量は上昇傾向で前年同月比2.0%増、コンテナーボード在庫量は前月から30,000トンの増加推移となった。同国ファイバー・ボックス協会の伝えるところによると、11月の同国カートン出荷量は前年同月比実質2.0%増の326億7千1百万平方フィートで、11月は稼働日が前年同月と同じであった。1月~11月カートン出荷量累計でも実質で前年同期比2.5%増となり、稼働日が1日多かった前年同期を換算すれば3.0%増となっている。一方、コンテナーボードのメーカーなど在庫量は前月から30,000トン増の233万2千トンとなったが、過去5年間の11月平均在庫量より26,000トン減少、過去10年間の11月平均在庫量より約2千トン増加している。また、11月の米国コンテナーボード・メーカーの設備稼働率は、10月の101.1%から96.9%へやや下降した。
12月15日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ