テトラパックはこのほど、2010年の売上高が前年比+5.2%の99億8,000万ユーロになったと発表した。主要事業の充填包装ソリューションが、東南アジアや東欧、中央アジア、中国、南米など世界各地で2桁成長を達成し、前年比+5.9%(90億1,000万ユーロ)の純売上高を記録したことが要因。
また同社では2010年、炭素排出量削減目標(絶対値)も達成、目標値である「2005年比10%削減」を上回る11%の削減に成功した。同社によれば、「その間、売上高は23.1%増えているため、相対的な削減幅は30%に達する」。
さらに紙容器用原紙の持続可能な調達や、飲用済み紙容器のリサイクル率上昇などについても数値目標を達成した。2010年にテトラパックが調達した原紙のうち、40%はFSC認証を取得しており、85億個のカートンにFSCのロゴをつけて販売している。リサイクルについては、世界全体で約300億個の紙容器をリサイクルし、47万3,000tの廃棄物削減に成功した。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 5/23号」より