日本紙類輸出組合/日本紙類輸入組合は7月11日、今年度事業の一環として昨年に引き続き、両組合員を対象に東京港湾施設の見学研修会を実施、約30名余が参加し盛況だった。
当日は午後の時間をフルに使って、わが国ハブ港化計画の中心を成す東京港の最新施設を洋上・陸上の双方からつぶさに見学、東京税関、東京都港湾局担当者らによる分かりやすい説明もあり、輸出入業務に関する実際的な理解を深めた。
視察船「新東京丸」による東京港洋上研修~東京税関X線検査センター見学~大井埠頭コンテナターミナル・ハンドリング施設見学という研修コースをたどる中、コンテナヤードからの引取便で付近の道路が渋滞する様子なども期せずして見学、参加者からは「こういう機会でないと体験できない有意義な研修だった」といった感想が寄せられた。
なお両組合事務局が作成した資料によると、日本の紙類貿易全体に占める東京港の取扱シェアは、今年1~5月実績で輸出が6%(約2.5万t)、輸入が42%(約46.4万t)と入超型。ただし古紙の輸出は同49%(約94.5万t)と、全国一の実績を誇る。
株式会社 紙業タイムス社 「Future8/6号」より