2014年の米国コート紙市場は、米国郵政公社による昨年末の4.3%の郵便料金値上げと
共にスタートした。もともと6%の値上げが認可されていたが、インフレ率1.7%を差し
引きしたアップ率である。これは2008年〜2009年の大不況による大幅なロスを回復す
るための緊急の値上げであるが、カタログや雑誌、印刷物の送付でのコストアップと
なるため、出版社としては電子書籍やモバイル分野への移行に拍車をかける理由と
なっている。この影響で約6万トンのコート紙需要が減少するとみられている。
1月26日付RISIより抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ