三菱製紙は2月21日出荷分より、インクジェット用紙を値上げする。対象製品は紙ベースインクジェット用紙と紙ベースインクジェット共用紙。上げ幅は15%以上。
インクジェット用紙の国内市況が悪化し、また円安傾向が続いて原燃料価格が高騰する中、同事業の採算は極めて厳しい状況。同社では、抄紙機の統廃合など生産の合理化や諸経費の削減でコスト吸収に努めてきたが、「自助努力のみで再生産可能な収益を確保するのは難しいレベルとなっており、製 品価格を改定せざるを得ない」と、値上げの理由を説明している。
株式会社 紙業タイムス社 「Future2/17号」より