大王製紙の子会社、大王パッケージ、丸菱ペーパーテック、エリエール印刷、大津興産の4社は、各社が保有する大王製紙株式を大王グループの取引先へ売却することを決議した。会社法では、「子会社は相当の時期にその有する親会社の株式を処分しなければならない」と定められており、今回の売却はその規定に基づくもの。
現在、上記4社を含め、大王製紙の子会社は合計159万864株の大王株式を保有している。このうち、4社が保有する30万1,000株を、2月中に大王グループの取引先へ売却する。売却先は3社で、市場価格への影響を避けるため、東京証券取引所の立会外取引(ToSTNeT-1)を利用して売却する予定。なお、これによる連結損益への影響はない。
また取引先への売却が難しい単元未満株式については、大王製紙が自己株式として取得する(6,164株)。これらの売却と自己株式取得が終わった後の、子会社による大王株保有数は128万3,700株となる。
株式会社 紙業タイムス社 「Future3/3号」より