バイオマス産業社会ネットワークは3月18日、東京・渋谷区で第133回研究会を開催する。今回のテーマは中越パルプ工業の「竹紙」の取組みについて。
放置竹林の拡大が社会問題となる中、里山に生い茂る竹の活用法を模索している地域は数多い。しかし国産の竹資源は安定的に一定価格内で一定量を調達することが難しく、産業利用の成功例はあまりなかった。そうした中、中越パルプ工業は、竹を一定価格で買い取り、木材同様に紙の原料として活用、国産竹100%の『竹紙』を生産販売する体制を構築した。国産の竹資源活用に至った経緯と、実用化に当たって生じた困難をどのように克服したのかなどについて、同社の営業企画部長・西村修氏に講演してもらう。
研究会の概要は次の通り。
〔日時〕3月18日(水)15:30~17:30
〔会場〕地球環境パートナーシッププラザ(東京都渋谷区神宮前5-53-70国連大学1F)
〔テーマ〕「中越パルプ工業の竹紙の取り組み~地域の竹資源の収集と活用~」(仮題)講演者:西村修氏(中越パルプ工業営業企画部長)
〔参加申込〕webサイト(http://www.npobin.net/apply/)から申し込む。会員無料、一般1,000円
株式会社 紙業タイムス社 「Future3/10号」より