=小津産業=3Qは増収増益
小津産業は2014年5月期第3四半期決算(13年6月~14年2月)を発表した(連結ベース、単位100万円、カッコ内は対前年同期増減率)。
〔第3四半期〕
売上高 29,515 (+11.1%)
営業益 471 (+72.3%)
経常益 501 (+27.7%)
当期益 307 (+57.1%)
〔通期予想〕
売上高 39,000 (+10.4%)
営業益 350 (+29.7%)
経常益 380 (△13.9%)
当期益 220 (+3.0%)
14年5月期は、新たに連結に加わったディプロと小津(上海)貿易有限公司の業績が1Qから反映されている。主な事業の状況は以下の通り。
○不織布…エレクトロニクス分野は光学機器関連産業の稼働率が低調だが、スマホやタブレット用途のデバイス関連産業向けが堅調。また、中国でのコスメティック分野の伸長、小津(上海)の業績を連結範囲に含めたことなどから、海外は若干の増益となった。しかしメディカル分野は安価な輸入品の流入などから伸び悩んだ。
○家庭紙・日用雑貨…ティシュの店頭価格の底値は上昇したが、消費者の根強い低価格志向や廉価な輸入品の流入により、上値は重い。新規エリア開拓などにより増収となったものの、利益面は損失計上。
株式会社 紙業タイムス社 「Future5/12号」より