日本製紙連合会は4月21日開催の理事会で、王子ホールディングス(HD)の正会員としての入会を承認した。
王子グループ内の組織再編で、2012年10月に発足した王子HDは傘下に王子製紙、王子マテリア、王子エフテックス、王子ネピアなどの100%子会社群を擁するが、自身は製紙事業を営んでいない。製紙連は従来、正会員資格の条件を「国内で製紙事業を営む者」と定めていたため、これまでは正会員としての入会が認められなかった。
しかし今年3月の理事会で規約を改定し、傘下に製紙事業を営む子会社があれば持株会社でも正会員として入会できることとした。この改定を受けて王子HDが入会を希望し、4月21日付で承認されたもの。
【王子ホールディングスの概要】▽代表者:進藤清貴取締役社長 ▽所在地:東京都中央区銀座4-7-6 電03-3563-1111 ▽連結事業内容:紙パルプ製品事業、紙加工品事業、その他 ▽創業:1873(明治)6年2月 ▽資本金:1,038億8,000万円
株式会社 紙業タイムス社 「Future5/19号」より