コクヨグループのコクヨ工業滋賀はこのほど、琵琶湖・淀川水系のヨシを使用した『麻とヨシのノート』の新シリーズ5色を発売した。
同社は昨年12月、人気シリーズ『ReEDEN(リエデン)』から、設立25周年記念ノートとして『麻とヨシのノート』を数量限定で発売し、好評を博した。今回は、第1弾の限定発売ノートのユーザーの声に応え、表紙色を5色に増やして罫内容にもバリエーションを持たせた。
近江の麻布を使った表紙は、縦に白糸、横に色糸を使用して平織りにし、霜降りのような上品な風合いが特長となっている。糸を先染めし、異なる糸で織ることで、天然繊維の麻布の高級感を引き立てた。また中紙は、琵琶湖・淀川水系のヨシを使用し、売上げの一部をヨシ群落の保全活動に役立てている。ヨシの活用は、水質の浄化や生態系保全など琵琶湖の環境維持につながっている。
新シリーズ5色のうち「さざなみ」「芽吹き」「花笑み」の3色は、ゆるく波打った7.5㎜の横罫を採用し、「かすみ」「木もれ陽」の2色は中紙が無地になっており自由に図や絵を描ける。滋賀県内の文具店や観光地の土産物売り場、コクヨグループ直営の通販サイト(http://www.kokuyo-shop.jp/shop)などで販売する。メーカー希望小売価格(消費税抜)は550円。年間販売目標は2万冊。
株式会社 紙業タイムス社 「Future6/16号」より