三菱製紙販売は2014年3月期決算を発表した(個別、単位100万円、カッコ内は対前年度増減率)。
〔14年3月期〕
売上高 117,800 (△1.4%)
営業益 736 (約12.5倍)
経常益 733 (+456.8%)
当期益 653 (+323.4%)
当期は洋紙の価格修正に取り組む一方、エンドユーザーを対象とした製品一括受注の拡大のほか、環境事業、safety&health事業の立ち上げといった新規分野進出を進めた。主な事業の概況は以下の通り。
○紙部門…2度の価格修正と同時に高付加価値商品、FSC認証紙の拡販などに努めた。印刷用紙の主力の塗工紙は、銘柄構成の改善にも取り組んだが販売量・金額ともに前期を下回った。情報用紙は、感熱紙とフォーム用紙が伸び悩んだが、PPC用紙の拡販により販売量・金額ともに前期を上回った。部門全体では、販売量が前期比△3.3%、販売金額が同△2.3%。
○板紙部門…白板紙は環境対応製品の拡販により販売量・金額ともに前期を上回った。このため部門全体の販売量も前期比+12.0%、販売金額は同+10.4%。
○薬品部門…原燃料価格が上昇する一方、需要はユーザーの生産調整などにより下降傾向。その結果、販売金額は前期比△0.4%だった。
株式会社 紙業タイムス社 「Future6/23号」より