日本製紙はかねて公表していた通り、㈱ゼロテクノなどとともに、7月1日付で石巻工場内に「日本製紙ゼロテクノ東北有限責任事業組合」を設立した。東北地方の震災復興に貢献する建設資材として、コンクリート用混和材の高品質フライアッシュ『CfFA』の事業化を目指す。併せて、工場敷地内に『CfFA』製造装置の設置工事を開始する。製造装置は2016年1月から本格稼働する予定で、生産能力は年間約1万t。稼働するまでの間は、サンプル提供などを通じて『CfFA』の認知向上などプレマーケティング活動を進めていく。
【日本製紙ゼロテクノ東北の概要】
〔所在地〕宮城県石巻市南光町2-2-1(日本製紙石巻工場内)
〔組合員〕日本製紙、ゼロテクノ、久田真(東北大学)、佐藤嘉昭(大分大学)
〔出資金〕3,000万円
〔営業拠点〕宮城県仙台市青葉区五橋1-1-10第二河北ビル(日本製紙東北営業支社内)
〔主な事業〕『CfFA』サンプル提供、『CfFA』普及に向けた共同研究会の実施など
株式会社 紙業タイムス社 「Future7/21号」より